剣道衣の素材は、綿とポリエステルの2つに大きく分けられます。
主流は綿素材ですが、ポリエステル製のものは稽古などに向いています。
一般的に使用されている素材です。汗を良く吸収し、剣道衣の多くはこの綿素材が使われています。
綿の道着は色落ちや洗い縮みがありますが、学校によっては試合専用の綿道衣や袴を用意するところもあり、試合や昇段審査では綿の道着が見映えが良いのでオススメです。
最近人気の商品で、乾きが速く、色落ちせず洗い縮みのない素材です。また、柔らかく動きやすいため、激しい動きを要求する日ごろの稽古にもうってつけです。ジャージ剣道衣はこのポリエステル素材を使っています。
化学繊維生地ですので、汗をあまり吸収せず、臭いが付きやすいです。ポリエステル製の剣道衣は合宿や夏の稽古で好んで使われています。
生地の厚みには、裏地のない「一重」、生地の厚みのある「二重」、風通しの良い「メッシュ」の3種類があります。
季節を問わず使える剣道衣で、安価な物が多く、幼年者から大人まで幅広く使われている生地の厚みです。
生地が二重になり、耐久性があります。丈夫である反面、乾きが遅く手入れが難しいです。高段者が審査や試合で着用されることが多いです。
生地がメッシュ状になっているので軽く、風通しが抜群で、一晩で乾きやすいです。重厚感は失われるものの、暑い夏場に人気の素材です。
剣道衣の仕立て方には「綿一重」、「綿二重」、「背継」、「腰下菱刺」など種類があり、仕立て方によって特徴が異なります。
季節を問わず使える剣道衣で、安価な物が多く、幼年者から大人まで幅広く使われている生地の厚みです。
生地が二重になり、耐久性があります。丈夫である反面、乾きが遅く手入れが難しいです。高段者が審査や試合で着用されることが多いです。
腰から下部分を大きな菱型に刺した剣道衣で、腰上は刺し子でしっかりした生地で、腰から下は薄く柔らかい生地になっていて袴の中でごわつきにくく、着心地の良い仕立て方です。
剣道衣を左右の生地に分け、中央で繋いだ仕立て方です。左右の生地が分かれているので、右側を引っ張っても左側は引っ張られないので、着くずれしにくく、体の動きを邪魔しにくくなります。仕立てに手間がかかりますので、高価な剣道衣によく見られます。
目的(場面) | 幼年~中学生 | 高校生・一般用 |
---|---|---|
練習でしか使わない | ポリエステル(化学染料) | 綿かポリエステルの一重(化学染料・正藍染) |
練習をメインに使う | 綿の一重(化学染料) | 綿の一重か二重(化学染料・正藍染) |
練習でも試合でも使う | 綿の一重(化学染料・正藍染) | 綿の一重か二重(正藍染・武州正藍染) |
試合・審査でしか使わない | 綿の一重(正藍染) | 綿の二重(正藍染・武州正藍染) |
試合・審査をメインに使う | 綿の一重(化学染料・正藍染) | 綿の一重か二重(正藍染・武州正藍染) |
オールシーズン使う | 綿の一重(化学染料) | 綿かポリエステルの一重(化学染料・正藍染) |
夏をメインで使う | 綿かポリエステルのメッシュ(化学染料) | 綿かポリエステルのメッシュ(化学染料・正藍染) |
冬をメインで使う | 綿の一重か二重 | 綿の二重 |
贈り物に使う | 綿の一重(正藍染) | 綿の二重(正藍染・武州正藍染) |
背中の真ん中のあわせ部分から、袖の端までを水平に測った長さ。背骨から手首と肘の間あたりまでの長さです。
道着を平らな面に置き、わきの下を水平に測った長さ。
衿は含まず、タグの付け根から裾の端までを垂直に測った長さ。首の付け根からおしりが隠れるあたりまでの長さ。
※ 綿生地は上着と同じく基本的に1~3cm縮みます。ジャージ剣道衣は縮みません。洗い方によって若干の差が生じます。
剣道袴の素材は、綿とポリエステルの2つに大きく分けられます。
一般的に、綿素材で藍染の袴を指します。見た目が美しく、試合や審査でも着用している方は多いです。吸汗性が高い一方で、乾きが遅く、洗濯の際の手入れが少し面倒です。ポリエステルの袴に比べて重量があります。
軽量で、洗濯しても比較的ヒダが取れにくく速乾性が高いので、特に学生等には重宝されています。一方で吸汗性が低く臭いがつきやすいです。見た目も重厚感はあまりないので、審査等では着用しない方が良いでしょう。
快適に着用できるオリジナルジャージ生地袴です。表・裏のひだを縫製してあるので、ジャブジャブ洗えます。汗のたまりやすい帯紐に消臭糸グンゼスイトールCを使用しニオイ対策も万全です。
袴の紐の幅を含まず、袴のひだが始まるところから、裾までを垂直に測った長さ。男性は自然にまっすぐ立ってへその下からくるぶしまでの長さで、女性は同様に自然にまっすぐ立って、ウエストのくびれ部分からくるぶしまでの長さです。
※ 綿生地は上着と同じく基本的に1~3cm縮みます。ジャージ剣道袴は縮みません。洗い方によって若干の差が生じます。
袴は長すぎると足がひっかかって転倒などの危険があるので、あまり大きいサイズを買うと失敗します。適合身長サイズの+0.5号、もしくは+1号くらいが購入の目安です。男性の場合は、メジャーをおへその下からくるぶしまであてて測った寸法が、前紐下から裾までの寸法になりますので、その+2cmくらいがおすすめです。